世紀末オカルト夜話 第2夜 首吊り少年の怪あるいは胡蝶之夢

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みんな大好きな世紀末オカルト夜話の時間です。なんと前回6月12日に投稿したオカルト夜話第1話は3PVという驚異のPV数を叩き出しました!!!!つまり見てくれたの3人!オカルトブログから新興宗教の教祖を目指す道はなさそうですねこれは…。

世紀末オカルト夜話 第2夜 首吊り少年の怪あるいは胡蝶之夢

首吊りという概念について

江戸時代で死罪といったら斬首が基本だった、縛り首というものもあったらしいがこれは吊るのではなくて人の首に縄を掛けて二人で横からギュッと縛っちまうという想像するだけでおぞましい殺し方だったそうだ。では首吊りという概念はいつ日本で生まれたかというと明治時代の文明開化の折に残虐な死刑は野蛮人の証でこれでは欧米列強の仲間入りなどできはしない、そういうわけで欧米に倣った首吊り、所謂絞首刑という方式を採用したそうだ。欧米だと遥か昔1241年はイングランドで最初の刑としての執行の記録が残されているらしいが、当時は首を吊っただけでは終わらず死後、腹を裂き内臓を抉り出した後に四肢を裂くという非常に残虐なものであったそうだ。

そんな欧米から持ち込まれた刑罰としての首吊りだが、一般にも広く広まっている。厚生労働省の調査によると日本人の自殺者の7割弱が首吊りでの死を選ぶという状況であるようだ。そんな日本は1999年のあるとき、首吊りを敢行した僅か6歳の少年の話を今回は致しましょう。

怪奇!?首吊り少年の怪

これは本当にあった出来事である。

「おかあさんといっしょ」というテレビ番組がある。たいそうのおにいさんやおねえさんや変な着ぐるみが大活躍するNHKの大人気番組である。皆様方も幼少の頃にはキャッキャ言いながら観たことであろう。私も大好きであったしテレビに噛り付くようにして観ていたのをよく覚えている。

そんなおかあさんといっしょは普段はスタジオでポップなセットを組んでの収録を放送しているわけだが、たまの日曜日には大きな舞台ホールでの活躍が放送されることがあった。子供たちを観客に呼んで大歓声の中の公演だ。私は田舎住まいであったために生で観たことはないのだがやはりその舞台もテレビで夢中になったわけだ。その舞台版「おかあさんといっしょ」で私がふと憧れたものがある。それはワイヤーアクションである。おにいさんが紐で吊られて空を舞う、これはカッコよかった、自分でもやってみたいという欲がグングン募った。

 

そして私はワイヤーアクションに挑戦したのである!

 

そうとなったら手近な紐が必要である。お!祖母の家の電灯の紐がちょうど良い感じじゃないか、宙から垂れた紐に加えて吊りやすそうな輪っかも付いてるからまるでそれ専用みたいだ。やったあ、などと思いながら私は紐に頭を通し、そして宙に浮こうと試みた。ジャンプしてうーんうーん唸りながら足を浮かせようと試みたのだ……首吊り状態で。

そう若かりし頃の私は何故かその時にお兄さんを吊る紐は首に巻き付いているものであると誤認していたのだ(本当はジャンパー的な上着に器具が付いている感じみたいだ)。そういうわけで紐を掛けてジャンピング首吊りを始めた私であるけれどどうにもお兄さんみたいに上手く飛べないわ、首が擦れて痛いわで散々ですぐに止めてしまった。後に残ったのは上手くいかないガッカリと首に残った赤い紐跡だけだったわけである。

 

まあ話はこれで終わりである。オチも何もない上に前回に引き続きオカルト要素もゼロであるがまあ致し方ない。タイトルは刺激的でいいじゃないか。

以下、余談。

最近、アンブローズ・ビアスの「アウルクリーク橋の出来事」という短編小説を読んだ。南北戦争で敵方に取っ捕まった主人公がアウルクリークという橋で絞首刑に掛けられることになる。首を縄に掛けられた主人公は橋の上から川へと突き落とされる、しかし間一髪縄から逃れることになった主人公は川に潜り敵の銃撃を掻い潜り、そしてなんとか敵のいない川下まで流れ着くことに成功する。もうすぐ戦争で離ればなれになった家族の元へたどり着ける、あと少し、あと少し。その瞬間に主人公の首に痛みが走り喉を掻きむしらんばかりの激痛が襲う、そうして今の今まで橋からぶら下がっていた男は死体と化したのだった。

つまり縄が切れてからの逃亡劇は全て首吊りの今際の際に観た夢だったというオチなわけである。こんな話が100年以上前に書かれてんだからすごいよなあと素直に感心したもんである。

それともう一つ思わざるを得ないのは今の自分が本当に現実に生きているのかという疑問である。世紀末の首吊りからもう20年ばかり経つわけだが、この20年もしかしたら私の今際の際の長い長い夢に過ぎないのかもしれない

なんてね

コメント

  1. いい話しだなあ。
    子供の頃、横断歩道で信号を待ってちゃんと青になってから渡っているけど、本当は赤のままで車に引かれてるんじゃないか…今の自分は「青信号を渡って歩いている」という思い込みをしてるんじゃないか…という妄想をしていましたが、幸いなことに「生きている」という夢は未だ覚めていません。

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