世紀末オカルト夜話 シューレディンガーの箱の外

スポンサーリンク
オカルト
スポンサーリンク

今回からオカルト関係をこのブログで扱っていきたい。理由は最近京極夏彦の百鬼夜行シリーズにドハマりしているから。まとめサイト要素を切り離して良い感じのレビューブログで回遊性を挙げたと思ったらまた要らないものをぶち込んでしまうというスタイル。でも書きたくなったんだからしょうがない。

またも他のブログを立ち上げることも考えたんだけど、同一サーバー3ブログは流石に圧迫して遅くなったりしちゃうかなあという心配と、そもそも3つもブログ同時運営なんて社会人のキャパシティ的に無理無理というような理由でここのブログでやることにした。30記事くらい溜まったら別ブログ作ってもいいかもしれないがたぶん5記事くらいで飽きてネタがなくなるんでね、そのくらいの軽い気持ちで読んでいただければなあと思う。

世紀末オカルト夜話というタイトルについておいおい令和だぞ21世紀初頭もいいとこだぞと突っ込み入れたい方もいるでしょうがね、今回は私の幼い頃の奇怪体験を話そうというわけです。私はこれでもピチピチ(死語)の20代ですから90年代が幼少期なんです。それと世紀末オカルト学院というアニメが好きだからですね、まあこっちの方が大きい。おすすめです。

おっとっとくだらない前置きで500字も費やしてしまいました。それでは私のオカルト夜話へとご案内~。

世紀末オカルト夜話 シューレディンガーの箱の外

時は世紀末(大仰な言い回しだ)、私は引っ込み思案なことを除けばごくごく普通の子供だった。年のころは未就学児で保育園に通うホイ卒前とだけ。スヤスヤお昼寝民であった。その頃好きだったものといえば仮面ライダーにスーパー戦隊シリーズ、将来の夢はゾイドだったかなあ(無論パイロットではなくて機械獣である)。

当時の私には怖いものはいくらでもあった。バラエティ番組で軽く紹介された河童にすら怯えるし、ほん怖なんて観た日にはもう半分死んでいた。妖怪変化や幽霊の類は本当に怖くて堪らなかった。まあしかし、そんなものにそこらの道先で出くわすことはないわけで、現実世界でなんとか生きていられたわけだが、日常生活の中でも一つどうしても堪らなく怖いものがあった。それは扉の中に一人で取り残されるということである。

もちろん、別に虐待を受けて物置に閉じ込められてたとかそういう悲しい辛み溢れる話ではない。もっとシンプルな話である。幼少期は家族揃って寝室に布団を敷いて川の字になって寝るのが我が家のお決まりであった。寝室には扉があり、子供でも開閉可能なくらいの木製のレバーハンドルの付いた簡単な扉である。家族が起きて、自分も母の手で揺すられることで遅ればせながら目を覚ます。そして母は扉を開きそこからでる、もちろん開いた扉は閉まろうとする。そんな時私は扉が閉まる前にサッと飛びついて部屋と廊下が、母のいる世界が断絶しない内にそこから出るという強迫観念染みた行いをしていた。

 

果たして皆さんの中に私と同じような行動をしていた方はいるだろうか。何が恐かったのか想像して欲しい(こんな言い方だとサイコパステストみたいで草なのだw)

 

 

さて3行も開けたので答え合わせの時間である。ズバリ私が恐かったのは扉が閉まり、そこを改めて開けてみるともしかしたら違う世界に行ってしまうんじゃないかということである。自分の全く知らない世界、あるいはどこかが違うかもしれないそういう世界に繋がてしまうんじゃないかということに恐怖したのだ。引っ込み思案で人見知りのため、知らない人すべてが恐怖の対象であったことも影響しているだろうし、ドラえもんのどこでもドア的な発想もあったのかもしれない。

こんな恐怖を抱いていたものだから最初にシューレディンガーの猫という話を聞いた際には痛く感動したのを覚えている。2分の1の確率で毒ガスを噴出する箱に入った猫は箱を開けてみるまで生きているのと死んでいるのと二重の状態にある。誰かが観測してこそ死んでいる、生きているという二つは分かたれ、事象は一つに決まるのである。存在を承認されるまでは自分は自分足りえない。見えないところで動くものを観ることはできない。扉により母と私が隔たれることは私から母という存在の観測手段を奪うものだった。見えず、空気が通らない別世界。そこでは何が起こっても不思議ではない、まさしく子供にとっては見えている世界が全てだったというわけだ。つまり私は部屋の中にいながらも箱の中の猫ではなく外の科学者気分だったわけだ。

現在私は東京のせまっ苦しいワンルームでこの文章を書いている。世界と私は完全に遮断されている。果たして外は今まで通り私の知っている世界のままなのだろうか、それとも明日の翌日いつも通りに外にでたら別世界に彷徨いこんでしまうのだろうか。みなさんはどうだろう。今もし自分が閉じた部屋にいるなら考えた方が良い、果たして外は…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました