【米澤穂信】本と鍵の季節 感想 探偵役が二人は珍しい!

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12月14日に発売された米澤穂信の最新作「本と鍵の季節」を読みました。今年1発目の小説ですよ!読み始めですよ!!読み始め!!!

著者の米澤穂信といったらアニメ化・映画化した「氷菓」や藤原竜也主演でクソ映画化した「インシテミル」とかNHKがドラマ化した「満願」とかが有名ですかね。僕は「折れた竜骨」が一番すこです。

今作「本と鍵の季節」はジャンルはもちろんよねぽお得意のミステリーで更に探偵役は学生です。おう古典部の続きと冬季限定早くしろよと言いたくなるような感じがしますが、まあこちらも面白かったのでいいってことにします。

本と鍵の季節 感想

全6編の短編集でしたが、主人公は全部同じ堀川次郎くんと友達の松倉くんでした。彼ら二人が図書委員をこなしながら時たま舞い込む問題を華麗な推理で解決みたいなそんな話でした。一言でいったら面白い!それだけなので読んでない人は今すぐ読むんだ!!

探偵ものといったらホームズにワトソン、明智小五郎に小林少年と探偵役は一人でもう一人は助手みたいなお約束ありますが、こちらは両者とも探偵のバディ物でした。どちらとも物の見方が違って、どちらかが足りないところを時々によって補足しあう感じです。

なかなか新しい形態ですよね。二人の掛け合いもなかなかウィットに富んでる感じがあって、読んでて面白いです。こんな親友が欲しかった。

さてここからは1篇ずつ感想書きます。軽くネタバレ注意なので未読の方は読んでも全然楽しくないし読まないでね!

913

ハイペリオンとか黒手組とかええとこ突きますねえ!先輩が可愛かった!最後は恐いやめてください。

ロックオンロッカー

これが個人的には一番面白かった。すごく頭使った感じの推理でよいね。終わり方も比較的後味が良いというかこれ以外最後全部微妙なやつじゃねえか!米澤穂信め!!!

金曜に彼は何をしたのか

タイトルが秀逸、と読み終わってから分かるってこういうやつだなー。この話の松倉は明らかに怪しかったから何かあるか、これ以降の話の伏線かなと思ってました。おそらくその両方が当たりだったんでしょうね。

ない本

後味が悪すぎる。主人公と松倉の違いがはっきり分かった回でした。でも誰も悪気はなかったのにね。自殺ってのは不幸しかもたらさないんだなってことがよくわかる。

昔話を聞かせておくれよ

昔話から始まるワクテカな宝探し、からの次郎が身を引く感じはなんだろう。すごい気持ち悪かったです。金が絡むと友情はこんなことになってしまうのか。あんなに尊かったのに。

友よしるなかれ

実質上の話のエピローグみたいなものです、まあ白黒つかないエンディングでしたので勝手にハッピーエンドを妄想しますう。たぶん来てくれましたよ松倉は。

続編はどうにも作られなさそうな気がする(というかそれより先に冬季限定出せ)のですが、この二人の掛け合いは是非また見たいです。うむ、新年1発目で良作読めて良かったです。

色々考えたけど辻褄の合わなかった考察

「友よ知るなかれ」の最終ページでどう考えても何かを暗示してそうな数字が提供されるじゃないですか。「448」「361」「913」です。これは絶対何かあるなと思って色々考えたけどどうにも合いませんでした。

まず本編と同じようにひらがなに対応させようとしてもこれ9文字なんですよね。1文字足らなくて合わない。無理に変えると「てゆはら3」です。意味不明。

いやでも待ってください、序盤にも3つ本が出てくるんですね。ハイペリオン、国語辞典、志賀直哉の小説です。ハイペリオンはアメリカのSF小説なので「933」国語辞典は「813」日本の小説は「913」です。

ここ日本の小説は汚損してたってのがポイントです。賢明なミステリー読者には説明するまでもないでしょうが、江戸川乱歩「黒手組」の暗号では汚れは濁点を示しました。つまり、どういうことだよ。

松倉が居たころといなかった頃の差異の暗示と考えます。つまり二つの番号の差異に注目するのです。

448 361 913

933 813 913(汚損)

この差異を考えるので913はバイバイします。

448 361 933 813 (汚損)

上が残ります。これが何を表すかというとですね

てゆはるつう

はい、相変わらずわけがわかりません。そういうことで諦めました。502も絡めてみたり、番号をひっくり返したりしましたが全然わからん!!何の暗示でもないんでしょう、終わり!!

分かった名探偵は教えてくれ!!!

コメント

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